本尊・薬師如来
全興寺のご本尊・薬師如来は等身大の堂々たるお姿で、両側に日光・月光の両菩薩を従えた"薬師三尊"の形をとっておられます。
また、左右に"十二神将"が六体ずつ並んでおられます。須弥壇の左には当寺を開創された聖徳太子の二歳像が、右には十一面観世音菩薩が安置されています。

● ご開帳 当寺の薬師如来は秘仏のため、
 毎年1月8日と中秋の十五夜にしか
  ご開帳されません。
● 御真言 
 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ 
 
   

首の地蔵尊
珍しい仏さまも、堂内におまつりされています。首の地蔵尊は、平野郷の樋之尻口(ひのしりぐち)という地にあった地蔵堂の本尊・地蔵菩薩のお首のこと。徳川家康と豊臣方が争った"大阪夏の陣"のときに、真田幸村が、家康が立ち寄ると見られた陣地横の地蔵堂に爆薬を仕掛けて待っていた。果たして家康は、ここに到来したが、たまたま席を立ったときに地雷が爆発したため、家康は助かったが、地蔵尊のお首だけが、ここ全興寺の境内へ飛んできた・・・家康の身代わりとの首の地蔵尊として、ここ全興寺に伝わっています。

● ご開帳 8月23日・24日 
● 御真言 オン カカカビサンマエイ ソワカ

 
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